エキスポ駅伝は「日本一決定戦」といえるのか!?

史上初となる実業団 vs.大学の勝負となったエキスポ駅伝。実業団はプレッシャーのなかで戦ったが、大学はどんな思いで大阪の街を駆け抜けたのか。
酒井政人 2025.03.30
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 3月16日に行われた「大阪・関西万博開催記念 CAN EXPO EKIDEN 2025」(以下、エキスポ駅伝)の取材に行ってきた(※今回は月刊『潮』に交通費と宿泊費を出していただき、約6000wのロング記事も書かせていただきました。大変、感謝しております)。

 初開催されたエキスポ駅伝は、「史上初、実業団と大学生のトップチームが激突! 真の日本一に輝くチームは!」というのが大会コンセプトだった。

 しかし、実際はというと、大会主催者側と各チームの〝思い〟にズレがあったようだ。

 まずはホンダら実業団チームの出場辞退が相次いだ。青学大・原晋監督が、「こんなに目立つ大会になぜ出ないのか?」とコメントしたことも話題になった。さらに原監督は、「実業団は外国人選手を使わないくらいの気構えでやってほしい」と実業団チームを挑発して、大会を盛り上げようとした。

 一方で大学勢も4年生を起用するチームは少なく、新戦力を試すようなレースになった。

 ベストメンバーによる実業団と大学の〝ガチンコ対決〟とはならなかったが、そのなかで圧倒的な強さを見せたのがトヨタ自動車だ。

 ニューイヤー駅伝で3位に入ったメンバー7人中5人を起用。人数的にギリギリだったこともあり、外国人選手も出走させた。そして1区の吉居大和が圧巻のスパートで大学生をぶっちぎると、3区のエース太田智樹が爆走。後続を大きく突き放して、独走Vを果たした。

 トヨタ自動車が圧勝して、富士通が2位に入り、実業団と大学の対決は実業団がワン・ツーを飾った。そのなかで大学勢2番手となる4位に食い込んだ帝京大・中野孝行監督の言葉が印象に残っている。

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