日本選手権の男子5000mはどうなる? 予選3組のカギを握る創価大・小池莉希に注目!

今年の日本選手権、男子5000mは異例ともいえる86人が出場予定だ。そのなかで大学生は18人いる。予選は全3組あり、各組上位6人が決勝に進むことができる。この難関を突破する大学生は果たして何人いるのか?
酒井政人 2025.07.04
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 本日から始まる日本陸上競技選手権。男子5000mは全種目を通じて、唯一、ターゲットナンバー(出場上限人数)がなく、東京世界陸上の本番を見据えて、予選と決勝を実施する。有効期間内(2024年1月1日~2025年6月11日)に申し込み資格記録(13分38秒00)を突破した92人がエントリーした。そのなかで持ちタイムトップ(13分09秒45)だった佐藤圭汰(駒大4)が欠場するなど、最終的には86人が出場予定だ。

 なお東京世界陸上における男子5000mのターゲットナンバーは「42」。現時点で日本人選手の参加標準記録(13分01秒00)突破者はなく、Road to Tokyo 2025で出場権獲得圏内に入っているのは森凪也(Honda)のみで40番目につけている。

 東京世界陸上に向けて、森以外の選手は厳しい状況だが、学生勢は日本インカレ以上の豪華メンバーが集結した。日本インカレで中長距離2冠を果たした山口智規(早大4)は1500mに絞ったが、学生全体では18人が出場予定(最多は中大の8人)。果たして誰が〝学生トップ〟を奪うのか。

 本日4日(17:10)に全3組の予選を行い、各組上位6人の計18人が6日(18:05)の決勝に進出する。

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