中大の主力選手が夏合宿で語っていた箱根駅伝の希望区間
全日本大学駅伝で過去最高の2位に入り、MARCH対抗戦と八王子ロングディスタンスの10000mでは6人が27分台をマーク。来年正月の箱根駅伝で30年ぶりの総合優勝を目指す中大が調子を上げている。チーム力が高まるとレギュラー争いは熾烈になっていく。はたして選手たちは何区を狙っているのか。夏合宿の取材時に聞いた「希望区間」を紹介したい。
まずは4年生。前回は吉居駿恭が1区で区間歴代4位となる1時間1分07秒で飛び出すと、溜池一太が2区を1時間6分39秒(9位)で独走。白川陽大は4区を区間9位でまとめてトップを死守している。復路では吉中祐太が9区(8位)を担った。そして11月22日のMARCH対抗戦10000mでは溜池が27分52秒18の自己新をマークしている。
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「今回も1区を走りたいと思っていますが、前回と同じ走りをしても後ろとの差はそれほど開きません。区間記録(1時間0分40秒)はあまり意識せず、59分台前半~58分台を目指して、チームを総合優勝に導きたいと考えています」(吉居駿恭)
「前回は2区で最低限の仕事はできたと思っています。しかし、タイムや区間順位は満足していません。今回は総合優勝を目指しているので、任された区間をしっかりと走りたい。個人的には2区で65分台を目標にできればなと思っています」(溜池一太)