東洋大の主力選手が夏合宿時に語っていた箱根駅伝の希望区間

前回の箱根駅伝で9位を確保したメンバーが8人残っている東洋大。21年連続シード、それから上位進出へ。鉄紺のプライドを胸に燃やす選手たちが語った箱根駅伝の希望区間を紹介する。
酒井政人 2025.12.06
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 前回の箱根駅伝で〝20年連続シード〟を達成した東洋大。今季は全日本大学駅伝の連続出場を逃して、出雲駅伝も9位と振るわなかった。しかし、チームは全日本大学駅伝がないことを〝新たな強化策〟ととらえて、正月決戦に向かっている。はたして〝強い鉄紺〟の復活はあるのか。夏合宿の取材時に聞いた「希望区間」を紹介したい。

写真提供はすべてナイキジャパン

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 4年生は前回の箱根駅伝で緒方澪那斗が2区(20位)の大役を務めると、前々回10区で区間賞を獲得した岸本遼太郎が4区(3位)で7人抜きを披露。復路では西村真周が3年連続で山を駆け下りすと、網本佳悟が8区(2位)で区間賞に4秒差と迫った。出雲駅伝の出場はなかったが、箱根駅伝では4年生の底力が必要になってくるだろう。なお11月16日の上尾シティハーフマラソンでは西村が1時間1分18秒の自己新で3位に食い込んでいる。

「もともと下りはそれほど得意ではないですし、6区(前回9位)にこだわりはありません。 最後は1区で勝負したいです」(西村真周)

「2区のリベンジをしたい気持ちもありますが、そこに執着はありません。箱根は3区か8区を走りたいです」(緒方澪那斗)

「前回は8区で区間賞にあと一歩届かなかったので、8区でリベンジして区間賞を獲得したいという気持ちと、復路で大事な9区を走りたいという思いがあります」(網本佳悟)

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  • 強力2年生世代の希望区間は?

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