東洋大の主力選手が語るNIKEシューズの「履き分け」
写真提供はすべてナイキジャパン
箱根駅伝は20年連続シードを継続中。ナイキのサポートを受けるようになり、東洋大は躍進した。革命をもたらした厚底シューズにもいち早く対応したが、トレーニングではどんなモデルを着用しているのか。まずは酒井俊幸監督に説明していただいた。
「シューズの選択は練習メニューによって選手と相談しながら指導しています。設定タイムに関しても、シューズ選びで多少変わってくるので、シューズ選びと練習はつながっていますね。ヴェイパーフライやアルファフライは距離走では履かず、実践的な練習で使用するようにしています。ジョグに関しては選手に任せていますが、距離走ではズーム フライやストリーク フライが中心です。シューズに対して無頓着な選手もいるので、パフォーマンス低下や故障につながらないようシューズの履き分けは指や足裏の感覚などを考えて選別できるようになって欲しいと思っています」
なおジョグシューズは試し履きを欠かさない酒井監督はボメロ 18がお気に入りのようだ。
ジョグは何を履いている?
練習のベースとなるジョグ。東洋大の選手たちはどんなモデルを着用しているのか。
「普段のジョグはペガサス 41を履くことが多いですね。リズムのいいジョグができますし、距離走で使用することもあります。ボメロ 18は軽いジョグやリカバリーの日に使用しています。また脚に違和感があるときは、ボメロ 18よりもクッション性の高いボメロ プラスを履くことで負担も少なく、状態を戻す助けになってくれました」(網本佳悟)
「ジョグではボメロ18を履くことが多いです。ロード向きで脚にも優しく、ロングジョグにもいいシューズだなと思います。ボメロ プラスを初めて履いたときはフワフワ感に驚きました。脚を守ってくれるので頼りになるシューズです。練習内容と自分の足の状態に合わせて履きわけていて、ちょっとペースを上げたいときはペガサスを履いています」(岸本遼太郎)
「硬いシューズが少し苦手なので、柔らかくて安定感のあるボメロ 18をジョグからペース走などで履いています。ボメロ プラスはクッション性に加えて反発性があり、もっちりとしていて良いシューズだなと思いました。ポイント練習でも使えそうですし、少し脚が疲れているときでも履きたいと思えるシューズです」(松井海斗)