最後の箱根駅伝は10区で区間新記録、駒大・佐藤圭汰のポテンシャルと卒業後の〝行方〟
大手町のゴールに駆け込んだ後、駒大・佐藤圭汰(4年)は憔悴していた。脚の痛みもあっただろう。よみうり大手町ホールの取材エリアに到着すると、その場に座り込んだ。そして苦悩した最後の箱根駅伝について声を振り絞った。
酒井政人
2026.02.09
読者限定
「本当にチームが苦しい流れになってしまって。でも、せめて自分が区間賞を獲得して、最後ぐらいは、チームに恩返ししたいなという思いで走りました。結果、自分の目標通りの走りはできたので、最低限は良かったかなと思います」
佐藤は5000mで日本人学生最高の13分09秒45を持つスピードキングだ。前々回は3区で区間歴代3位(当時)の1時間0分13秒(区間2位)をマーク。昨季は恥骨を疲労骨折した影響で出雲と全日本を欠場するも、箱根は7区で1時間0分43秒の区間記録を打ち立てた。
今季はアジア選手権が終わった後、またしても恥骨を疲労骨折した。10月からポイント練習を再開して、11月2日の全日本大学駅伝でレース復帰。7区を区間3位でまとめて、チームの日本一に貢献した。その後は順調にトレーニングを積んできたが、白子合宿中に異変があった。
「全日本以降はいい感じで練習できたんですけど、12月の合宿中に左大腿骨を疲労骨折してしまって、2週間ちょっと練習を全くすることができなかったんです。正直、終わった、と……」